日本列島のように狭い生息域では、純粋に肉食の生活を維持するのは困難であり、そのような場合、肉食性の動物が植物性の餌とする対象は、まず
果実である。果実は、
種子運搬の代償として植物の方から提供している面があり、植物組織の中ではとりわけ消化しやすい。つまり、肉食動物のような、
草食動物としての適応をもたないものでも利用可能である。したがって、これを取ることで雑食生活をするものが多い。
また、人間と一緒に生活する
ペットである
イヌや
ネコは、
家畜となる以前の生態は明らかに肉食性であったが、人間と生活するようになると、人間が食べるものと同じものを食べるようになり、結果的に雑食になったと思われる。また、
ウシなどの人間に食べられる事を前提とした家畜は、草食性であっても商品価値を高めるための都合や成長促進の為に、
肉骨粉などを食べさせられており、これも結果的には雑食という事になる(ただし、こちらは肉と認識して食べている訳ではない)。これも人間の都合によって食べるものが変わった例といえるだろう。