溶存酸素量 wikipedia|無料辞書
溶存酸素量(ようぞんさんそりょう)とは、水中に溶存する
酸素の量のことである。水質の指標として用いられる。略称はDO (Dissolved Oxygen)。
◆ 測定方法
;隔膜電極法
:酸素透過性のプラスチックで被覆された
カソード、
アノードの両極の間隙を電解質で満たす。その両極を試料液に入れると、試料中の酸素分子が皮膜と電解質の中を拡散し、カソード表面に到達して還元される。このとき流れる電流は酸素分子の拡散に比例するので、そこから溶存酸素量を求めることができる。隔膜電極には、主に定電位電解法とガルバニセル法がある。定電位電解法は外部電源を用いてカソードの電圧を一定化するのに対し、ガルバニセル法は、卑金属電極をカソードと組み合わせ、一定の電圧を得る。
;ウインクラー法
:試料水に硫酸マンガン溶液と水酸化ナトリウム溶液を加えると、水酸化マンガンが生成され、さらに水中の酸素と反応して溶存酸素の量だけ酸化され沈澱する。この沈殿は、ヨウ化物イオンと酸を加えて溶解すると溶存酸素量に比例してヨウ素を遊離するので、これをヨウ素と反応する
チオ硫酸ナトリウムで滴定して定量する。
;簡易試験法(比色法)
:試料と試薬を混ぜ、発色の濃さで分析する。簡易的なものであり有効数字は1桁となる。溶存酸素測定キットとして市販されている。
◆ 飽和溶存酸素量
飽和溶存酸素量は気圧、水温、溶存塩類濃度などによって変化する。以下は蒸留水、一気圧下における各温度の飽和溶存酸素。