本草綱目(ほんぞうこうもく)は、
中国の
本草学史上において、分量がもっとも多く、内容がもっとも充実した薬学著作である。作者は明朝の
李時珍(
1518年 -
1593年)で、
1578年(
万暦6年)に完成、
1596年(万暦23年)に
南京で上梓された。日本でも最初の出版の数年以内には初版が輸入され、本草学の基本書として大きな影響を及ぼした。中国では何度も版を重ねたが、日本でもそれらが輸入されるとともに和刻本も長期に亙って数多く出版され、それら和刻本は3系統14種類に及ぶ
[「本草綱目の渡来とその普及」(下記のリンク参照)]。
本書の編纂するために作者李時珍は、約27年間の歳月をかけ、三回も書き直し、800種以上の文献を参考した。また度重なる現地調査や標本採集なども並ならぬ心血を費やした。