と畜場法に基づく食肉用動物である家畜(日本では
牛、
馬、
豚、
緬羊、
山羊の5種類の
家畜のみで
鹿や
猪は法の対象外)は、搬入されシャワーで汚れを洗い流してから
食肉衛生検査所の
獣医師の
免許を持つ「と畜検査員(ほとんどは
都道府県や
政令指定都市の職員)」による病気等外観の検査(生体検査)を受ける。屠殺は、前頭部への打撃あるいは電撃や二酸化炭素によって昏倒させたあと頸動脈を切開し、両後肢の飛節に通した鉄棒で吊り上げ、失血死させるという方法で行われる。屠体はそのまま施設の天井に取り付けたレールに沿って各作業配置を順に廻り、解体されていく。途中で適宜と畜検査員により病変組織のサンプリングと検査が実施される。解体順序はごくおおざっぱに言って、頭部切断・剥皮・内臓の摘出・背割り・枝肉検査などと続き、半頭分の肉の塊(半丸
枝肉)となる。たいていは解体ラインの階下に
白モツなどの内臓を分別・洗浄・パッキングするための作業場があり、ラインで切り離された臓器を
シュートに投入することにより下の作業場に送られる仕組みになっている。