なお、創作等では女王蜂と王蜂が巣に君臨しているように描かれる例もあるが、ハチやアリではこのようなものは存在せず、雄は交尾すると死んでしまう(シロアリでは女王と王がいる)。
一般的には女王蜂(または女王蟻)は単独で巣を作り、繁殖を開始する。子供が育つと働き蜂(または働き蟻)になるから、それに巣や子の世話を任せ、繁殖のみを行うようになる。したがって、一つの群れの個体はすべて女王の子である。ただし、女王が途中で死んだ場合、群れの中から新たに女王が生まれる例もある。これは、女王が出す
フェロモンが働き蜂(または働き蟻)の繁殖能力を奪っているためと考えられる。
女王蜂(または女王蟻)は普通は働き蜂(または働き蟻)より体が大きい。
アシナガバチ、
スズメバチ(それにアリ)では形態的には大差なく、一回り大きいだけであるが、ミツバチでは一見して女王蜂の腹部が特に大きいのがわかる(シロアリの場合、女王蟻の腹部は極端に大きくなる。褐色の外骨格はそのままであるが、その間の皮膚が伸びて、種類によっては
ソーセージのような腹部に小さな頭部と胸部がついたようになり、身動きもできない)。