大きな
群れを作り、
シマウマも混じる。草食性で、食料となる草原を求めて集団で大移動することで知られる。
ウシと
カモシカの特徴を合わせたような体型をしており、
ウシカモシカの和名がある。1対の
角は、横に張り出しつつ湾曲したラインを描いて天を突くような形をしており、これは
ハーテビースト亜科の種類に共通の特徴である。角の付け根のコブ状の部分、そして肩の部分で盛り上がった背中が視覚的に印象的である。
ヌーは、2月から3月にかけての小雨期に雄と雌のグループに分かれ、雌のグループは集団で出産を行う。4月にかけてそれらの集団は次第に合流すると、最終的には数万から数十万頭の規模に膨れあがり、草原を求めて大移動を始める。
この移動は元の地域へ帰るまでを含めて半年近く続く。
セレンゲティ国立公園では、大移動にあたっては、ケニア・タンザニア国境近くの
マラ川など、危険の多い川渡りをもあえて行うことが、よく知られている。しかしこの行動は、太古からの移動ルートが牧場などで寸断されることでルート変更を余儀なくされた結果であると指摘する研究もある。一方、それらの牧場では有刺鉄線(バッファローフェンス)を張り巡らせてヌーなどの野生動物の侵入を防ぐ例が多く見られ、これに突入したヌーの死亡例が多数発生している。