時には悪意を持って行動するが、結局は良い結果になることが多い。引っかき回す行動としては、盗みやいたずらというパターンが多い。抜け目ない
キャラクターとして描かれることもあれば、愚か者として描かれる場合もあり、時には両方の性格を併せ持つ者もある。文化的に重要な役割を果たしているとき(例えば、火を盗むなど)や神聖な役割をしているときでさえ、おどけてみせたりもする。文化的英雄であると同時に悪しき破壊者であり、あるいは賢者であり悪者など、法や秩序からみれば一貫性を欠いた矛盾する役割が属性である。
コヨーテや
ワタリガラスが関連づけられている。
多くの文化では、トリックスターと
文化的英雄は結びつけられることが多い。例えば、ギリシア神話の
プロメテウスは、人間に
火を与えるために神の元から火を盗んだが、彼はトリックスターとしての性格よりも文化的英雄としての方が有名である。例えば、北アメリカ
インディアンの伝承では、コヨーテの精霊が神(
星や
太陽のこともある)から火を盗むが、こちらは文化的英雄としてよりも、トリックスターとしての性格の方が大きく現れている。これは、他の話との関連のためで、プロメテウスは知性のある
巨人であったが、コヨーテは単なるいたずら者と見なされることが多い事に関係している。