本来、硬い
骨格をもたない生物は、化石として保存されることが稀であるが、エディアカラ生物群ではこのような生物が数多く見られる。これは
泥流などによって、
海底に生息していた生物が一瞬にして
土砂中に封じ込められたためと考えられている。また、柔らかなマット状になった
微生物の集合体の上を大きな生物が移動した痕跡らしきものも確認されている。
これらの生物が、現在の生物の分類に対してどのような位置付けにあるのかは良く分かっていない。
進化の形成過程の中で途絶えてしまった側枝であり、それ以降の生物とは全く関係が無いかもしれないという見方もあるが、2000年代後半にはエディアカラ生物群に属するいくつかの生物は、従来
カンブリア紀に入ってから突然出現したと考えられていた動物群の直接の祖先であるとされるようになってきている。
アドルフ・ザイラッハー()は、
動物界や
植物界などとは独立した「
ヴェンド生物界」という分類階級をエディアカラ生物群に与えることを提唱した。