体長120〜129cm、尻尾27〜40cm、後足長25cm、耳介105〜115cm。大きさはシェパード犬ほどで、褐色の毛色だったとされている。毛色が黄色を帯びていて吻が長いところ、そのほか一般形態がチベットオオカミに酷似するが、それに比べ明らかに大型である。
主に
エゾシカを狩猟対象としていた。古来から
アイヌの人々とは共存しており「狩をする神(ホロケウ)」「吠える神(オオセカムイ)」と呼ばれ崇められていた。しかし明治以降、入植者により毛皮や肉目的で野性のエゾシカが乱獲されたため、エゾオオカミが入植者のつれてきた牛馬などの家畜を襲い始め、害獣と認識された。外国から入植し、日本人に牧畜の指導をしていた
エドウィン・ダンが
ストリキニーネを大量に入手し、罠の生肉に仕込んだことを筆頭に、後には懸賞金まで懸けられた徹底的な駆除により個体数が激減し、これに
1879年の大雪による大量死が重なった結果、1900年(毛皮商人が最後に狼を扱ったのが
1896年とされている)ごろに絶滅したと見られる。しかし、近年になって
北方領土の
国後島で野生のオオカミの生存が確認されており、これが既に絶滅したとされているエゾオオカミの生き残り(またはタイリクオオカミ)ではないかと言われているが、国情等の問題で詳しい調査がなされていない。