普段は番犬として家や
家畜の見張りをしているが、
部族間で大きな揉め事や争いが起こったときにはそれぞれの部族から1頭ずつアフガン・マスティフが繰り出されて闘犬を行う。この戦いに勝った1頭の犬の部族の言い分は正しいとされて通されるようになっている。なお、戦いはほとんどの場合犬が死ぬまで戦わされ、負けてしまった犬はたとえ生き残ったとしても、戦いに勝った犬の部族の者にその場で
ランスのようなもので刺し殺されてしまうという残酷な運命が待ち構えている。一方、戦いに勝った犬は部族で
英雄としてもてはやされご馳走を振舞われるほか、
嫁として10頭以上の同種の雌犬をもらって一生大切に飼育される。このような闘犬はあまりにも残酷であるために即座に廃止すべきであるとアフガニスタンや隣国の
動物愛護団体は訴え続けているが、いまだに公式に闘犬を廃止すると決まったためし
は無い。そのため、せめて戦いに負けた犬を殺す事だけでもやめるようにという訴えが続けられてきたが、近年アフガニスタン内の政治が不安定なため、国内では既に絶滅しているか、生き残っているとしてもごく少数で、番犬としてのみ飼育されていると見られている。
マスティフの中では原始的な姿をしていて、マズルは長くコートはなめらかなショートコートである。アゴの力は強く、がっしりとした筋肉質の体つきをしていて、脚は太く長い。折れ耳・長い垂れ尾で毛色はフォーンやブリンドルなどで、胸には白のパッチがある。大型犬サイズで性格は忠実で家族には優しいが、防衛本能が強く雄は攻撃的である。