よく泳ぐことから、体は流線型で、大きな鰭を持っている。体の色についてだが、背側は鳥などの捕食者を撹乱するために暗い色となっており、腹側は他の魚のような捕食者を撹乱するために明るい色となっている。しかし、瀬付きやあまり回遊しない個体には背側も白っぽく明るい色の個体も存在する。
食用として重用される魚が多く、鯵の名は味が良いことに由来する。
漢字は魚に参と書くが、その理由としては諸説あり、「おいしくて参ってしまう」という理由で作られた、アジの最も美味の季節が
旧暦の3月に該当しているので、旁に数字の「参」が使われた、などがある。
日本では一般に
夏から
秋にかけての釣りである。マアジなどの小型種は
釣りの入門魚としても親しまれ、胴突きの
サビキを用いたファミリーフィッシングが盛んに行われる。防波堤釣りでは
イワシよりも深い層で掛かる。一般的な釣り方としては、下端に網かごを付け
アミエビなどを入れ
撒き餌をすることで魚を寄せ、群れを成す習性を利用し、多数の
疑似餌にて一度に多数を釣り上げる。しばしば場所や日時によって疑似餌の種類による当たりはずれが見られることもある。しかしながら、地合いがおとずれ食いが立つと、入れ食い状態となり、胴突き仕掛けはアジで鈴なりとなる。特に朝夕によく釣れる。
船釣りでも無難に釣れるのでたいへん親しまれている対象魚の一つであるが、大物狙いも行われている。船釣りの場合は
船頭が常に長年の
勘と
魚群探知機などを駆使し、群れのいる場所を移動しながら釣る。外道に
サバや
カワハギ、
ハマチなどがかかることもある。また、釣ったアジを餌にハマチを狙うこともある。